ちょっと成長

やるかやらないか迷ったらやる。やらないなんて選択肢はない

桜のつぼみ

物心ついた時には「1番になりなさい」「負けないで」と育てられた。

そんな気持ちが芽生えた一番古い思い出は、幼稚園の運動会でアナウンサーみたいな役に選ばれて、母に伝えた時「すごいね、えらいね」と褒められたこと。

がんばれば、お母さんに喜んでもらえる。
子どもなら誰でも思うことだろうけど、常に問題を起こすやんちゃな兄を始めとするライバルが多い環境の中で育った私は、母親の愛情を得るためには「負けられない」と思い、とにかくイイ子になった。

テストは基本的には95点以下は取らないし、学級委員だってやるし、成績はオール5が当たり前だった。誰にも負けられなかった。

「やるかやらないか迷ったらやる。やらないなんて選択肢はない」

攻めないこと、挑戦しないことは負けることだと思って生きてきた。

小学校3年生の春、始業式の日に1年分の教科書とドリルを配られて家に帰った私は何を思ったか「負けられない」と思い、その日のうちにまだ習っていないことも自分で勉強しながら算数のドリルを1冊やりきった。夜中2時くらいに母に「もう寝なさい!」と言われながらも「あとちょっと…」と言いながら朝4時とか5時くらいまでかけて、1冊ドリルを終わらせて「これで算数は誰にも負けない」と安心して寝た。
 
 
あの頃「1番になるから、負けないから、私を見てほしい」と思っていた少女はいろんな経験をして大人になった。
 
 
今、「私を見て欲しい」と思っていないかと聞かれれば嘘になる。褒められたいし認められたい。この想いは今でもほかの人より強いだろう。
だから自分を見てくれている人がいると、思いがけない優しい言葉をもらうと、心に刺さってつい涙が出る。
 
 
でも、今は、「私を見て欲しい」、そんなことよりも大切なものがある。
24歳の誕生日に決めた。自分の守りたいものを守れるように強くなろうと。

「大切な人を守るために必要なもの」

それがお金なのか、地位なのか、仲間なのかわからないけれど、「何もできなかった」と、そう泣くのはもうイヤだと誓った。
 
 
数年前、仕事でお世話になりまくっている師匠に

「おまえには”努力を努力だと思わずにできる才能”がある」

と言われたことがある。

「は?努力なんて誰だってやればできるやろ?やるかやらないかの二択やろ?」と思って聞いていたけれど、そういうものではないらしい。このくらいしか才能がないのなら、頑張るしかない。
 
 
ちょうど1週間前、WEBサイトのリニューアルに携わり、心震える経験をした。
一生忘れないだろうと思う感情と経験だった。

あれから1週間の間に、またいろんなことがあった。
人生は毎日が選択の連続で、自分のやっていることが正しいのかわからなくなることもある。

でも、「やるかやらないか迷ったらやる」そう決めて生きてきた。
だから後悔はしてないし、後悔なんてしてちゃダメなんだろう。

それでも、これからどっちに進むのが正解なのかまだわからなくて……迷っている。
やりたいことはまだまだあるし、今の私ならできるだろう。
でもそれが誰か大切な人の不本意に当たるなら、進むのが正解ではないのかもしれない。
 

「認められたい、褒められたい、誰かに見て欲しい」
そう思っていたあの頃は、自分が世界の全てだったから迷うことはなかった。
ただ、ただ、がむしゃらであれば良かった。

今、大切に想うものがたくさんある中で、正解のない選択を迫られる。
必要なのは、自分が選んだ道が間違いではないと信じる強さなのかもしれない。
 
 
半年前くらいまで毎日朝、外を走っていたのに、仕事が忙しくなり過ぎてそんな時間がなくなっていたことに気づき、昨日からまた走りだした。

外に出たらもう桜の木につぼみがついてた。
春まであと少し。
 
 
と想ったら、今朝は朝から雪なので、走るのをやめて7:00〜スタバで仕事している。
今日も1日、今の自分にできる精一杯で向き合いたい。行ってくる。

スターバックス@中目黒