初めてYouTubeに動画を公開するまでにやったこと
2022年9月、初めてYouTubeに動画を公開しました。
正確には、これまでにもYouTubeに出演したことはあったのですが、別の仕事で私は聞き役に回った動画だったり、顔を出さずに撮影したものだったりしたので、1人で企画から作ったという意味では今回が初めてとなります。
この記事は、ビジネスを目的に初めてYouTubeに動画を公開するときに、どんなことを考える必要があるのか、どんな作業が必要なのかについてまとめた記事です。
もくじ
1.YouTubeをする理由・目的決め
私の場合、ここに最も時間がかかりました。
TwitterやInstagramに比べて参入者が少ないといえども既に飽和状態なので「いまさらYouTubeを始める意味があるんだろうか……」と考えてやめようかと思ったときもありました。
迷いに迷いましたが、以下の2つの理由からYouTubeを始めてみることにしました。
1.診断士になったので講師活動をしたい!
診断士として講師としての活動を増やしていきたいと考えているなら、どんな内容をどんな風に話せるのかを伝える必要があります。
公的機関での実績があるなら、それをもとに仕事を取りにいけますが、私には実績もないので、講師としての候補に上がったときに参考資料として見てもらえるような立ち位置としてYouTubeを考えることにしました。
2.認知度拡大
こちらは結果的にどうなるかはまだわかりませんが、女性起業家さん向けアカデミーを主催しているのでその存在も伝えていきたいと思い、認知度拡大(メルマガ登録者を増やす)という目的のためにYouTubeを始めることにしました。
2.YouTubeで発信する内容決め
目的は明確になったものの、具体的に何について話をしていくかを決めるのにも時間がかかりました。
自分ができることと、やりたいことの違いを考えると、どこを狙うべきかを決めきれずにいました。
3.動画として露出する心理的ハードルを乗り越える
目的と内容が決まっても、動画として露出することには心理的ハードルがありました。
コーチングのコーチに相談した際に「誰も見てないから安心して!」と言われて、なぜか妙に納得して行動にうつすことができました。
数万人のフォロワーさんがいるYouTuberの方でも、「最初の100本はあとから全部捨てるつもりで作った方がいいよ。まずは100本作ってからがSTART」という話をされていたので、まぁ、最初は10人にも見てもらえないだろうな……という覚悟で作ることにしました。
4.YouTubeでアカウント作成
事前準備が整ったらいよいよアカウントを作成。
注意すべきこと!
90日間に3回しか名前の変更ができないので、「絶対にこれで行こう!」と決めた名前をつましょう。タイトルは直前まで悩む可能性もあるので、本当に始める直前までアカウントを作らなくてもいいかもしれません。
もし90日間に3回以上タイトルを変更する場合には、新しくアカウントを取り直した方が早いかもしれません。私の場合、既に名刺にQRコードとして貼っていたので変えるかどうかをとても悩むことになりました……
5.YouTubeで参考にしたい動画の分析
その後、誰をお手本にするのか、どんなテイストで、どんな話し方で行くのか、を考えました。
私の場合、2018年に診断士の勉強を始めた際に出会った、診断士の大先輩である「ほらっち先生」が師としていらっしゃり。
「私がYouTubeを始めたいと思っている」と言い出した頃にも、周りから「女ほらっちを目指すときが来たか……」と言われることが多々ありました。
ほらっち先生は2022年6月頃に登録者数10万人を突破されている大人気YouTuberの方なので、そんな方を真似るとかとても言えませんが、お辞儀の角度だけはしっかり真似ようと何度も何度も見返しました。
6.YouTubeの台本づくり(失敗)
その後、一言一句台本を作って何度も何度も読む練習をし撮影に挑みました。
が……私の場合、これは全く向いていませんでした。
台本があると、台本を一言一句間違えないように読もうとしてしまい、どうしても目線が常に下がってしまうし、自由に話せずぎこちなくなってしまいます。
どうすれば良いかを考えた末、やったのは、話すテーマと方向性を決めておいて詳細はそのときの自分に任せて話す、という方法でした。
上手に話そう、とするよりも、気持ちを込めて「伝えたい」と思って話そうと思うと自由に話すことができ、こっちの方法の方が私には向いていたようです。
ただし、何度も言い直しも発生しており、後から聞いたら言葉不足の部分がありそれを文字を追加することでカバーしたため、編集は結構大変でした。
7.いよいよ撮影
撮影は、特にこだわりはありませんが夫の趣味の一眼レフで撮影しました。
本当は自然光での撮影が良いと言われているのですが、こだわってばかりいても撮影できる日や時間が限られてしまうので、「最初の100本は捨てるつもりで」というのを教訓に、とりあえず撮ってみよう!の気持ちで撮影に挑みました。
8分×2本ほどの撮影でしたが、40分ほどかかりました。
※実はこの撮影の前に既に何度も、台本を用意した撮影なども行っていたので比較的スムーズに撮影できたと思います。
それよりも何よりもびっくりしたのは、自分が来ていた白のニットTが裏表逆だったことに撮影が終わってから気づいたことです。背景も白い壁だし白のニットだし取り直すのも大変だし、まぁ大丈夫かなと思い、そのまま採用しました。
8.編集ソフトPremiere Proで編集
撮影後はもちろん、編集です。
もともとIllustratorやPhotoshopといったデザインソフトを使用していたこともあり、Adobeの動画編集ソフトとしてPremiere Proが入っていたのでPremiere Proですることは決まっていました。が……使うのはほぼ初めて。
以下のようなことを調べながら挑みました。
- 動画の縦横比を変更する方法:YouTubeは16:9の縦横比だそうです。結果的に変更する必要はなかったのですが、事前に調べておいてよかったです。
- 1つの動画を切る(スプリット)する方法、削除した部分を詰める方法→ショートカットでなんとか早くできないか
- テキストの入力方法→テキストを複数入れた場合の全部のフォントや大きさの揃え方
- 図形の入れ方
- 画像の入れ方→画像を複数入れた場合の全部の大きさや位置の揃え方
- 画像を画面サイズに合わせる方法
- 書き出し方法
- 動画を確認するときに倍速で確認する方法:これを検索して知ってから確認がめちゃくちゃ早くなりました。
LEVEL1から始めた動画編集でしたが、やっていくうちにできることも増え、自分が理想とする動画に仕上がっていくのを見るのは楽しかったです!
Googleで検索すれば記事やYouTubeでほとんど全ての機能を誰かが解説してくれているのですが、こういった解説は「勉強しよう」と思い、ただ眺めていても本当に意味がないなと思います。
Inputを増やすよりも自分が実践してみて「この場合は?」となって初めて検索する方が、よっぽど実力がつくと学んだ時間でした。
9.効果音探し&ロゴ作成
タイトル時や話の切り替え時に入れる効果音探し
私がお手本としている動画を見返しているとイントロや話が切り替わるときに、なにかしら可愛い音が鳴っていることに気づきました。ということで、「私も効果音を入れてみたい!」と思い、以下のサイトからいくつか効果音を入れてみました。
効果音ラボ:https://soundeffect-lab.info/
タイトルで表示させるロゴの作成
一度YouTubeのロゴをデザイナーさんに依頼して作ったことはあったのですが、「わかりにくいと誰も登録しないから、何を発信しているかわかりやすいタイトルがいいよ」と言われたので、タイトルを変えることにしました。
その後、ロゴを作っていなかったので、とりあえずなんとか自作してみました。
10.YouTubeの機能を調べる
いよいよYouTubeへのアップロードです。アップロード自体はやったこともあるので問題はありません。今回の学びは以下の2つ。
チャプター機能
チャプター機能とは、これのこと。

この機能、便利だなぁと思っていたので私がYouTubeを始めるときにはやりたいなと思っていました。
チャプター機能は最初はすべての目次でサムネイルの画像が表示されるのですが、時間が経てば、チャプターで指定した時間の映像が表示されるようになります。
登録を促す機能

動画の最後に、画面の右下にアイコンが出てきて登録を促すことができるので、これもやりたいなと思っていました。
ですが、これは、動画を1つ紹介する形でしか使うことができないようなので、私の場合1つめの動画を公開したばかりなのでまだできずにいます。