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長続きしない、飽きっぽい方へ:マルチ・ポテンシャライトという生き方

長続きしない、飽きっぽい方へ:マルチ・ポテンシャライトという生き方

この記事は、こんな人に読んで欲しいと思って書きました。

悩む女性

  • 専門家になりたいけれど1つのことが長続きしない
  • 飽きっぽくて得意なことが作れない
  • 好奇心旺盛でいろんなことに興味が有りすぎて困る

専門家にはなれない私:何をやっても長続きしない

かやんぬ

私はもともと「ライターになりたい」と思っていたので、「ライティングにあたり何か専門性を身につける必要がある」と思い、専門分野になりそうな様々な勉強をしてきました。
  • 栄養学
  • 色彩検定(パーソナルカラーや骨格診断含む)
  • ヨガ(解剖学、陰陽五行含む)
  • 数秘学

が…未だに私は何者にもなれておらず、将来を考える時には常に、昔と同じ「何かの専門家になる」と書き出しています。

でも、この本を読んで、

かやんぬ

あっ…私が『専門家になりたい』と考える時点で間違っていたのかも…

と考えを改めることができました。なぜなら私は、明らかにマルチ・ポテンシャライトだから。後ほど說明しますが、1つのことだけを専門的に追求できるタイプではないということです。

以前仕事をやめた時に

かやんぬ

もう3年もここで働いて、毎日同じメンバーで毎日同じ仕事をして毎日同じランチを食べてる…私、このままじゃ人としてダメになるかも…
というよくわからない不安を抱えたからでした。

そして今、3、4年ほど同じ場所で働き、仕事も慣れてきた頃だったので、今回やめることになったのは、ある意味私の人生としては自然な流れだったのかも?と思う気持ちもあります。

と、そんなタイミングで読んだ本が下記。

マルチ・ポテンシャライトという存在を知り、受け入れる

まず、マルチ・ポテンシャライトとは

マルチ(多くの)ーポテンシャル(潜在能力を持つ)ーアイト(人)

として紹介されています。日本語で言うなら「多才」というところでしょうか?

私たちは子供の頃から「大きくなったら何になりたい?」と何か1つになることを求められ、「何か1つに優れている人」や「1つのことを長年やってきた人」は称賛されるけれど、何をしても長続きしないと、あまり良い印象を受けてもらえない傾向にあります。

本の中では、マルチ・ポテンシャライトは、オーケストラの指揮者のようなものだと例えられています。

一見、指揮者はただ棒を振っているように見えるけれど、実際は、各楽器で基礎的な訓練を受けていて、自分が求めている音色やリズムを各楽器奏者に理解してもらえるように伝えていく必要がある最もマルチ・ポテンシャルが必要な仕事。

かやんぬ

指揮者ほどではありませんが、私も、経営者が意図していることと、エンジニアさんが意図していることを理解した上で、双方の通訳になる立場で働いたことがあります。

通訳として言葉の意味を說明するだけでなく、経営者が本当に求めているものを汲んだ上で、別の案をエンジニアさんに提案することが可能でした。異なる立場の両方を学んでいるからこそ、できた仕事だったと思います。

私は、「想像力も、創意工夫も、情熱も、同じくらい重要だ」と主張したい。何十年も音楽の訓練を積んだ人は、数年しか学んでいない人よりも絶対に美しい(あるいはもうかる)曲が書けるのだろうか?ベテランの高校教師は、まだ数年のキャリアだけれど熱意あふれる先生よりも能力が高いのだろうか?

どちらの答えも「いいえ」または「必ずしもそうとは言えない」。専門知識もスキルもたしかに重要だけど、それだけが今後の成功や仕事への満足度、社会への貢献度をはかる要素ではない。

マルチ・ポテンシャライトが秘めた可能性

今の時代、もちろん何か1つのことに特化している専門家(スペシャリスト)は強みになるけれど、様々なスキルや分野に精通したマルチ・ポテンシャライトは下記のような理由で多分に求められています。

  • 架け橋・通訳になれる:異なる分野や業界の架け橋になれる
  • スキルの習得が早い:学ぶことに慣れている
  • 新たなカテゴリーを生み出す力がある:既存×既存の掛け合わせができる
  • 適応能力が高い:好奇心が旺盛なので、様々な状況や役割を楽しむことができる
  • 大局的な視点を持っている:全体の問題点に気づける
本でも下記のように紹介されています。

一般的な科学者と比べて、ノーベル賞の受賞者は、俳優やダンサーやマジシャンとしてパフォーマンスをする割合が22倍も高い。

詩や芝居や小説を書く割合は12倍高く、美術・工芸をかじる割合は7倍、楽器の演奏や作曲を手がける割合は2倍に上る。

つまり、「二兎追っても得るものはある」ということが言えると思います。

マルチ・ポテンシャライトが大切にすべきこと3つ

本ではマルチ・ポテンシャライトとして生きて成功している多くの方にインタビューをおこない、「マルチ・ポテンシャライトが幸せになる方法」には、共通点があることがわかったと紹介されています。

必要なことは3つ。

  1. お金:生きるためにはある程度のお金が必要だが、その額は人によって異なる。「もっともっと」と求めてもいつも足りない気分で生きることになってしまうから、「何が大切か」をはっきりさせることが大切。
  2. 意義:あらゆる興味や興味など、自分を動かしているものが「なぜ」なのかを理解しておく。
  3. 多様性:マルチ・ポテンシャライトにとって多様性は必須だが、同時にどのくらいの多様性を求めているのかは異なる。自分にあった多様性の数を見つけよう。

ただし、生産性を上げるためには、下記の4つを意識することが必要だとも書かれています。

  1. 何に取り組むべきかを選ぶ。
  2. 時間をつくる。
  3. 辞め時を知る。
  4. 仕事に取りかかる。

あなたはどれ?マルチ・ポテンシャライトの4つの働き方

あなたはどれ?マルチ・ポテンシャライトの4つの働き方

あなたはどれ?マルチ・ポテンシャライトの4つの働き方

本ではマルチ・ポテンシャライトの働き方として4つ、もしくはそれらのどれかをバランスよくとっている働き方が紹介されています。

  1. グループハグ・アプローチ:1つの仕事やビジネスに関わることで、職場で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来するのが好き
  2. スラッシュ・アプローチ:パートや仕事をいくつか掛け持ちして、その間を日常的に飛び回るのが好き
  3. アインシュタイン・アプローチ:生活を支える十分な収入を生み出し、ほかの時間に自分の情熱やエネルギーを捧げたい(あまりもうからないことでも追求したい)
  4. フェニックス・アプローチ:ある業界で数ヶ月、数年働いたあと、方向転換して新たな業界でキャリアをスタートさせたい

私の場合、1の「グループハグ・アプローチ」に該当しており、例えばイベントの企画運営をしてきた時には、

  • 先生の発掘、交渉、日程や会場の調整
  • イベントの企画
  • PR(バナー制作のデザイン、告知ページの作成)
  • レポート(ライティング・撮影)
  • 請求書管理

などを全部1人でこなしており、これを大変と思うどころか

かやんぬ

いろんなことができて楽しい!
と思っていました。でも他のスタッフは、「様々なスキルを求められ過ぎていて辛い…」という人が多かったように思います。

2の「スラッシュ・アプローチ」の働き方をしたこともありますが、どちらにも集中できず、

かやんぬ

この、どっちの職場でも100点をとらなければならない働き方は私には向いていないかも…
と思ったことがあり、片方をやめて片方に集中する働き方に変えました。

ただ、ワーママは日常的に「仕事」と「家庭(子育て)」というこの2つを飛び回っているので、必然的に「スラッシュ・アプローチ」を求められているとも言えます…。。。

そしてこの本の良いところは、各働き方について、さらに細かく働き方や豊かに暮らすためのアドバイス、事例を提供してくれているところと、ワークがたくさん用意されているところ。実際にまだワークはやっていませんが、時間を作って近いうちにやろうと思っています。

まだまだ自分にはいろんな可能性があると教えてもらえる本でした。

まとめ:大切なことは「自分の人生を生きること」

周りは「1つのことを長く続けなさい」とか「この前まであれに興味があったのに…どうせ長続きしないんだから」と、言うかもしれません。

でも、マルチ・ポテンシャライトは自分で辞め時を決めてよくて、自分の意義、目的を果たせるところまで行けばそれで大丈夫なんだと思います。

かやんぬ

私の場合、自分の情熱が続く限りは1つのことに注力してきました。

それは多分、「何かの検定で1級をとる」「仕組みや原理を学び理解する」といった、自分の知的好奇心を満たすことや、「売上目標を達成する」といった挑戦の結果を得ることで満たされてしまい、満たされるともう興味を失ってしまうような人生でした。

そのため、「この資格をとったらこうしたい!」という夢があったとしても、突然興味を失ってしまって他のことを学びたくなってしまうので、自分の中で「私、専門家になれない…」というのがずっと悩みの種でした。

でも1番大切なことは、周りがどう評価するかを気にすることではなくて、「自分が本当に面白いと思うこと、やりたいと思うこと、情熱をささげられること」に時間やエネルギーを注いで、自分が満足できる人生を送ることではないでしょうか?

例え、それが結果がでなくても(他のところでお金が稼げているならお金にならなくても)、興味に情熱を注ぐ生き方も有りなのではないでしょうか?

そして、自分が「私もマルチ・ポテンシャライトかも?!」と思うなら、最初から「こうしよう!」と決めるのではなく、「しばらくやってみて、どうなるか見てみよう」という程度で物事と向き合う方が生きやすい生き方なのかもしれません。