たくさんのサンタさんが来たクリスマス

クリスマスに初めてサンタさんが来なかったのは3歳のクリスマスだったと記憶している。
2つ上の兄はプレゼントが届いて舞い上がっているのに、私にはなくて「なんで私にはないんーーーーーー?」と大泣きしたのを覚えている。
父か母が言った。
と。
現実を知った。
世間の厳しさを知った。
「イイ子になろう」と決めた2歳の淡い思い出。
あれから月日は経ち、20数年、2016年、今年の私にもサンタは来ない予定だった。イイ子にしていなかったわけではなく、忙し過ぎて仕事に追われてクリスマスらしい予定が何もなかったから。
が…来た。しかも思いがけないところから。
憧れのサンタさんからのプレゼント
憧れのお姉さんからプレゼントをいただいた。めちゃめちゃキレイでスタイルが良くて優しくて会った回数はかなり少ないけれど憧れの人。プレゼントをいただく予定なんて全くなかったので本当にびっくりした。
開けてみるとメッセージに「色違いです♡」と書かれていて、またそれでテンション上がったのは言うまでもない。
私なんて1本100円の4色切り替えのボールペンを愛用しているのに、こんなステキなボールペン使っているとか…「ステキすぎ」と思いつつ、私も来年は憧れのお姉さんを目指して毎日使おうと心に決めた。
今年のクリスマスはほかにも嬉しいことがたくさんあった。
24日にもらった嬉しいメッセージ
一昨日、23日に一緒に仕事をした仕事仲間なのか友達なのかわからない仲良しから「昨日はお疲れさまー☆風邪大丈夫??」と連絡があった(3泊している間に風邪をひいた)
いつも「これ、どう思う?」とか「こういうことしたいんだけど」という仕事メールが来るのに何通メールのやりとりをしても本題に入らないので「何か用事だった?」と聞いてみたところ
と言われて感涙。風邪が心配でメールくれるとか優し過ぎる。
それから24日には、突然のトラブルで休みなのに出勤することになってしまった私に
と気遣ってくれるかたがいて、夜にも「お疲れ様でした♡」とメールをもらってこれまた感涙。
25日も最後の最後にサンタがきた
お世話になっている会社で遅くまで仕事をしていたらまたサンタが来た。
と気遣ってもらって、「ありがた過ぎる……でも私、甘いものより肉が好きなんです!!」と言いながら両方食べた。ケーキとは別に後輩からもスイーツをもらった。
あまりに忙し過ぎてクリスマスのイルミネーションも見れなかったし、お店でクリスマスを実感することもなく過ぎ去ったクリスマスだけど、人生で一番、たくさんの人とお祝いできたクリスマスだった気がする。
こんな風に応援してくれる人がいたり、優しい言葉をかけてくれる人がいたり、励ましてくれるかたがたがいることが嬉し過ぎて、終電で駅に着いて、家まで徒歩15分の道をとぼとぼ帰りながら冬の真夜中、「私は幸せ者だなー」と一人ほくほくしながら帰った。