子育てプロジェクト

妊婦の通信簿で初めて「合格」をもらった日

妊婦さんは通常よりもセロトニン(幸せホルモン)がたくさん出ているから、幸せを感じやすい

と聞いたことがあり、妊娠する前は「妊婦さんってどんな感じなんだろう?」と淡い期待をしていたが、実際妊婦になってみると、そんなに幸せなことばかりではない。

特に私はフリーランスなので「これから仕事どうしようかなぁ」と考えなければならないし、実家が遠いので、「子育てと仕事の両立どうしようかなぁ」と考えなければならないし、保育園の金額を見ては頭を抱える日々だし、子どもの名前とか考えることがたくさんあって、「だぁぁぁぁーーーー!!」となることも多々ある。

お腹の子は妊娠4ヶ月頃にはなんとなく「動いた動いた!」と胎動がわかるくらいに元気いっぱいだけれど、9ヶ月を迎えると「痛いわっ!!」と思うくらいに動き回っている。そうかと思うと、突然動くのを止めて「あれ?どうした?何かあった?」と無駄に心配させてくるから、幸せと不安とを行ったり来たりしている。
 
 
そんな風に小さな命に揺さぶられている妊婦にとって、定期検診は日常をどう過ごしているかの評価をされるようなもので、毎回ドキドキする。

元々貧血気味だった私は、妊娠初期の血液検査で鉄分が足らず、「これからしばらく鉄分とビタミンの錠剤を飲みましょう」と言われ、サプリか薬かを出された。貧血で鉄分を飲んでいるのに、定期検診では「ちょっとむくみが出ているし、尿から蛋白が出てるから塩分摂り過ぎに注意!」と言われ「貧血なのに?」とよくわからなくなりながらも、薄味の食事を意識して作ると「味がない…」といつも旦那さんに言われ、彼は七味とマヨネーズと醤油を欠かさずテーブルに運んでいた。

雑誌では「後期に入ってから、仕事を辞めたらそれまでのストレスが一気に出て妊娠高血圧になる人もいる」と読んだので「私…絶対やばい気がする…」ととにかく塩分を控えた生活を続けてきた。

塩分だけでなく体重増加で注意を受けることもあるので、「体重も増えすぎないように…」と意識していたら、7月中旬の検診では「豆ちゃん、(とは言わないけど)ちょっと小さめかもしれないねぇ…」と通常1000〜1500gあると言われている時期なのに対して975gしかなくて、まぁ大して小さいわけではないけれど「男の子なのに小さく生むのは申し訳ない…」と思い、たくさん食べていると2週間後の検診で「体重…気をつけましょうか」と注意された。
 
 
ちょうどその頃、「まだ逆子だねぇ」と言われ、「あらまっ…」と思っていると、「まだ気にしなくていい時期だけどね」と言われ、「気にしなくていいなら、そんな情報いらない涙。」と思いながらも一応少し気にしていた。

そして、先日。定期検診に行くと「血液検査の結果もかろうじて大丈夫だったのでもう鉄分も辞めていいし、子どもも標準!頭も下にあるし、至って健康!」と褒められた。

塩分と食べ過ぎには気を配っていたけれど、寝るのはいつも1時頃だし、好きなだけ仕事して体を労わることもなく、伸び伸びと暮らしてきたので、「私のお腹は居心地悪いんじゃないだろうか?」と不安に思ったこともあったけれど、なんだか初めて、先生から「合格」をもらえた気がした。
 
 
「検診で何もなかったらハンバーガー食べたい!」と旦那さんに言い続けていたら、「ハンバーガーは……食べには行かん!」と言って、翌日彼が作ってくれたのがTOP写真のハンバーガーとポテトのセット。ポテトの揚げ加減は本当に絶妙過ぎて、こんな美味しい料理が作れる親を父に持つ豆様(お腹の子)はさぞかし幸せ者だろうな、と思った。
 
まだまだ何があるかわからない妊婦生活も残り50日。