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「効率がイイ」を追求することは時に効率が悪い

3ヶ月休まずブログを書いてみる、と書いたものの3日目にして休んで、4日間も休んでしまった自分に驚いています。ここ数日「書かなきゃ…」と思い、PCの前に座って寝てしまうくらいぐったりしていました。

そんな言い訳はさておき、今日は最近学んだ「効率の悪さ」について書いてみます。

一流の研究者の研究法

私は今SCHOLARというイベントのプロフェッサーディレクターをさせてもらっており、本当に超一流の研究者や大学教授といった方々にお会いして企画にまとめたり、PR文章を考えたりしています。

その中で先日お会いした研究者に「独自の研究開発法とか何かありますか?」という質問をしたら「いやー、僕はめちゃめちゃ効率悪いですよ!」と言われていました。

実験を釣りに例えて「最初にどこに釣り竿を落とすか、どこに魚がいそうかくらいは考えますけど、あとはもう何回もやって待つしかないですから。待って待って待ってもダメなら釣り場所を変えるしかない。効率とか言ってられないです」と言われていました。

効率を問わなかった私の子ども時代

思い起こせば小学生の頃、書道が好きだった母親の影響で6年間、書道を習わされていました。

その頃は「こんなの書く暇があったら勉強した方が将来役に立つわ!」とか考えるわけもなく、「10枚書いたらおやつあげるから!」という母の誘いのもと、おとなしく10枚書いておやつをもらい、「あと10枚書いたらもう1つあげるから」という誘惑のもと、もう10枚書いて……を繰り返していました。

そんな風に書道を続けていけば、毎日おやつを食べているわけですから肥えること間違いなし書き続けているわけですからどんどん上手になり、小学校3年生の時には県で1番の賞をもらったりもしました。

その時母は「継続は力なり、うんうん」とにっこりしていたわけですが、あの頃の私はそこに魚がいるかどうかなんて関係がなく、魚がくるのを待ち続けていたわけです。

効率を問うた私の20代

そして大人になった私は、何かと焦ってはぶつかりぶつかり生きてきました。そしてふと20代を振り返ってみると、測らずもコロコロと転職することとなり何か1つのことを続けてこなかったように思います。ただ「どうやったら早く成長できるか」ということは常に考えながら茨の道を好んで歩いてきました。

しかし今結果を見ると「私は何ができるのか?」と自分に尋ねた時に「なんでもできるけれどコレといったものがない」という状況があり、それは逆に考えると「何もできない」ということにもなるわけです。それは魚が見えかかっていたけれど待ち続けれずに次の釣り堀を探していたということでもあります。

そこで最近思うのは「どうやったら早く成長できるか」は「どうやったら効率良く成長できるか」ということであり、「効率がイイ」は本当は長い目で見たら「効率が悪い」のかもしれないということ。そして一見「効率が悪い」ことこそ、本当は効率がイイのかもしれないということ。

本当は効率が良いはずのショートカットキーでさえ…

先日読んだ本に「本当は効率的だと思われているショートカットキーは、マウスで同じ動作をするよりも時間がかかっている」ということが書かれていました。

多くのアプリケーションにおいて、メニュー項目として用意されている機能が「キーボードショートカット」として定義されており、マウスを使って呼び出すことも特定のキーを叩いて呼び出すこともできるようになっています。メニュー操作は、遅いけれども初心者でも使えるのに対し、熟練ユーザが効率よく使うためにキーボードショートカットが用意されているのだと一般に信じられていますが、前節で紹介したブルース・トグナッツィーニ(Tog)がアップルに勤務していたとき、沢山の実験を行なった結果、常にキーボードショートカットはマウス利用よりも遅いということが判明したそうです。(P59,P60)
増井俊之著『スマホに満足してますか?』

ショートカットキーは誰しもが「効率がイイ」と思ってやっていることだと思いますが結果は非効率ということだそうです。

ということで、これからしばらくの間「非効率」をあえて求めてみようかなと考え中。