ママCEO的生き方

産後ママの復職でも資格不要!採用面接官をして思う、雇いたい人の条件

雇いたい人の条件

私は現在の会社で通算5年ほど人事採用に関わっており、採用ページの作り込みから、実際の面接はもちろん、以前は新人教育もやっていました。

その中で「こういう人と一緒に働きたい」という人物像に共通点があることがわかったので、産後に働きに出るか迷っているママに少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、私の実績がベンチャーがメインなのでベンチャー企業で考えてもらえると嬉しいです。

大前提:子どもがいる、スキルや経験はなくても職を見つけることは可能

まず、産後ママにとって一番気になるのは「子どもがいる」という点ではないでしょうか?

  • 子どもが熱を出したらそばにいてあげたい
  • 行事には参加してあげたい

などの気持ちがあると思います。ただ今の時代であれば、きちんと「子どもがいる」ということを伝えれば、「子どもがいる」ということにはマイナスにはならないと思います。

子どもがいるママを雇うかどうかは、会社側の問題

私が働いている会社では、現在設立10年になりますが、子育てママが多数働いています。社員の方もいれば、パートで働いている方もいます。パートの方の方がもちろんお休みはとりやすいですが、それでも、子どもの事情はある程度は「仕方がない」とみんなでカバーしているように思います。

ですが数年前には子どもがいるママを雇えるような環境にはなく、子持ちのママが来ても「うちでは無理だ…」とお断りしていました。それは、例えその方にどんなスキルや実績があっても同じです。「子どもが病気で」となった時にマンパワーが足りなくるなど、会社側に受け入れる環境が整っていないと、どんなステキな人でも、よっぽどなことがない限り受け入れられません。そういう場合はそもそも不採用となりますが、それはママ側の問題ではないと考えてもらっていいと思います。

逆に、ママが多数在籍している会社であれば、ママを雇うことのデメリットについては理解しているので、「子どもがいます」と伝えれば、それ以上にマイナスポイントや懸念を自分から言う必要はないです。

そのため、もし行きたいと思う会社やパート先があるならば、まずはママが在籍しているかを調べてみるのはオススメです。

スキルや経験が無いけれど、資格はとっておくべきか?

子ども問題の次に気になるのはスキルや経験の無さではないでしょうか?

よく「産休中に資格をとった方が良い!」と言われますが、実際私が面接官として見る時にスキルや資格を見ることはほとんどありません。というのも、スキルなんて履歴書や職歴書の紙からはわからないし、口頭で「◯◯をしていました」と言われても、実際にその人がどのくらいそこに関わってどう動いていたかはわからないからです。

業界にとって当たり前の資格を取得することには意味がない

資格についても、例えば(私が働いているのはヨガの会社なので)、ヨガインストラクターにとってもはや必須となっている「全米ヨガアライアンス」という資格がありますが、これを持っている方からの応募がほとんどです。

でも、「この資格持ってるんだ!すごい」とは、まず、なりません!理由は、みんながまず取得しようとする資格は業界的には持っていても珍しくない資格だからです。
※ただし、「その資格をとらないと◯◯ができない」といった資格はまた別です。

資格は持っているだけでは意味がない

さらに言うならば、資格は持っているだけでは意味がなく、どれだけその知識を使えるか、の方が意味があるので、逆に言うならば資格はもっていなくても実践や経験の方が優遇されます。

例えば、簿記2級を持っている人と、ベンチャー企業で1人で5年間経理をやってこられた方では後者の方が価値があります。そのため、「3ヶ月でとれる!」などの資格に意味はなく、資格取得で就職やSTEP UPを狙うならば、国家資格LEVELでないと意味がないと考えていいと思います。
※国家資格でさえ、持っているだけでは意味がない時代ですが。

スキルや資格を重視しない本当の理由

ほぼどんな仕事でもそうだと思うのですが、デザイナーなどの特殊業務でない限り、結局は何をするにしても、最初は上の人の指示に従って覚えることがほとんどであり、今までやってきたやり方が通用しないことの方が多いからです。

では、どういう人を求めているのか?

一緒に働きたい人の3条件は「声・素直さ・根性」

もちろん会社により社風はあると思います。出る杭は求めていないという会社もあると思うのですが、私が様々な人を見てきた中で、こういう人は採用した後も輝けると思う人の共通点です。

1.声が大きい人

何か1つ条件を挙げてと言われたら、迷わず「声が大きい人」を最優先します。声が大きい人は、基本的に明るい。それから、ハキハキ・堂々としている。声だけが大きくて、暗くてボソボソするって無理なんですよね。

さらに言うなら、声が大きい人は体育会系で人あたりが良く、自分の意思はあるものの打たれ強く、頑張り屋さんという印象があります。そのため、私が関わる採用ページには「声が大きいこと」を記載しています。

2.スキルよりも素直さがある人

スキルや資格は不要と前述しましたが、必要なのは素直さと根性です。仕事を頼んだ時に、わからなければ「わからない」と言える素直さや、言われたことをまずはそのままやってみる素直さ。

新人教育もやってきましたが、一番伸びるのは、「言われたことをまずはそのままやってみる」ができる人です。先輩が言ったことに対して「これって効率悪くない?」と疑うよりも、まずは言われたことを確実に実行できる人。

仕事は工夫ができて一人前と言われますが、工夫をするのは「言われたことができるようになってから」で十分です。

3.変なプライドが無く、根性がある人

育休を終えて仕事を探すとなると、先輩が年下になることもあると思います。そんな時に、変なプライドが邪魔して自分を変えようとしない人よりは、柔軟に相手に合わせられる人、新しい職場に馴染める人は価値が高いと思います。

また、新しい職場に馴染めず、すぐに辞めそうな人はお断りします。その職場や人間関係に馴染むまでにはやはり時間がかかると思うのですが、そこを辞めずに頑張るためにはある程度の根性が必要です。

以上を考えるに、面接で、

私、スキルも経験もありませんが、言われたことは必ずやりとげます!働ける時間は限られていますが、時間でカバーできない分、0から頑張る気持ちでやります!3年はやめません!

と大きな声で言ってくれる人がいたら多分一緒に働きたいと思うと思います。

おまけ:ママだからこそのメリットもある

ベンチャー企業にとって、女性を雇うというのは、なかなか大変な問題です。といっても、私がお世話になっている会社はヨガの会社なので女性が9割ほどです。

女性が多いため、結婚や妊娠・出産、旦那さんの転勤などで退社も多く、これは1つの課題になっています。ただ、もうある程度子どもが大きくなったママ、もしくは「出産はもう終わり」と考えているママであれば、旦那さんの転勤以外で外的要因でやめてしまう可能性が極めて低くなります。

それは採用する側の会社にとっては歓迎ポイントなので、もし「もう子どもは十分」と思っている方は「長く続けます!」を売りにするのもオススメです。

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