ママも子どもも心がラクになる!「どっちでもいい」寄り添う子育て

私の心をラクにした子育ての極意2つ
うちの子は現在、もうすぐ1歳を迎えますが、どこに連れて行っても「イイ子ね」「育てやすそう」と言われます。ほかの子どもを育てたことはないですが、夜泣きもあまり無く、泣いている原因はなんとなくわかるし、大きな病気もなく、本当に育てやすい方なんだと思います。
「子育ては大変大変」と聞いていた割には楽しいことばかりで、「可愛くてしかたない」と思いながら一緒にいる時間のほうが多いように思います。
まだ子育て1年で生後半年から保育園に入ったし悪魔の「イヤイヤ期」も経験していないし、これから何があるかはわかりませんが、子育てが楽しいと思える理由として子育てに対する心構えがあるような気がします。
子育てに対して、私は今、2つのことを常に心において生活しています。その2つを意識するようになったことで、さらに子育てが楽しくなったのでご紹介します!
イライラしない「どっちでもイイ子育て」
食事の時、お着替えの時、お風呂の時、寝かしつけの時、その都度「どっちでもいい」を用意してベビと向き合っています。
例えば離乳食を食べなかったとして、「せっかく作ったごはんを食べて」とか「好き嫌いなく食べて」とか思う気持ちが無いわけではないけれど、「まぁ、食べたくない時もあるよねー」と「食べる/食べない」に対してベビの気持ちを尊重する。そうすれば、無駄に「食べて!!」とイライラせずに「はいはいー、じゃ、今日は終わりね」と済ませることができます。
寝かしつけに関しても、一応21:00には寝るようにしていますが、夕方に寝てしまった時などはどれだけ寝かしつけても目がぱっちりで全く寝てくれません。そういう時は「まぁ、寝たくない時もあるよね」と一緒にダラダラします。ここで「寝て欲しい…」とイライラすると私にもベビにも悪影響になってしまうような気がするので「どっちでもいいよ」を用意して挑んでいます。
そう思うようになったのは、保育園に行かせるようになってからだったと思います。
申し訳ないけれど、ベビに保育園に行くか行かないかを選ぶ権利はありません。ママの都合で平日は朝から晩まで保育園に行かなければなりません。4月まで完母だったはずが保育園に入ることになり急に粉ミルクに変わって、飲みたくなくて抵抗するも、何度も飲む練習をさせられて辛い時もあったと思います。
ママと一緒にいたい時だってあるだろうし、粉ミルクよりも母乳が飲みたかっただろうし、でもそれを選ぶ権利はベビにはなくて、「私がベビだったらストレスたまるなー」と思ったのが、ベビに選ばせてあげることを増やそうと思ったきっかけでした。
ベビだって1人の人間である
産後、移動が大変になりました。妊娠していた頃、お腹の中にいたのでどこに行くのも一緒で移動もラクでしたが、産後は一緒に移動しようと思うと抱っこ紐に入れるかベビーカーに乗せるなどせねばならず、それは私達が2人になったということでした。
でも自分の子どもだからこそ、ママとしては「ちゃんと育てなきゃ」「この子には言えば伝わる」と思いたいところですよね。でも、ある言葉に出会って「あっ、この子にはこの子の意思がある」と思うようになりました。
それは
旦那さんでさえ言うことを聞かないのに、子どもが言うことを聞くわけない
という言葉。
確かに、何度言っても靴下を脱ぎっぱなしにする夫くん(名誉のために言うと、最近、脱衣所で脱ぐようになりました)、「お風呂に入ってから寝て」と言っても入らない日の多さ(名誉のために言うと、夏は入る)。
日本語を100%理解している30歳過ぎた大人でさえ、できないことはあるし気分次第でやらないことがあるのに、まだ日本語も理解できない子どもに言うことを聞かせるのは200%無理なような気がしています。
ただ、だからと言って、しつけをせずに放置して良いわけではなく、「人に迷惑がかかること」「命の危険があること」はちゃんとダメと言って理解できなくても伝える努力をするのがママの仕事だとも思います。
現在既に、寝ている時間を除くと、一緒にいる時間よりも保育園で過ごす時間の方が長くて、保育園という私の知らない世界でベビの人格は形成されているんだと思うと、ベビの意思も大切にしてあげなければと思います。
体はくっつきつつも、心は寄り添える関係を
私はベビをなるべくたくさん抱きしめるようにしています。マタニティヨガに通っていた時に担当の助産師さんが
赤ちゃんが生まれたらなるべくたくさん抱きしめてあげてください。抱っこしているお母さんは多いけれど、抱きしめているお母さんは少ないものです。
と言っていたのが印象に残っていて、それを思い出しては抱きしめるようにしています。
「保育園に行く/行かない」を選ぶ権利はベビにはありません。ただ、「寝る/寝ない」「食べる/食べない」「泣く/泣かない」など、選ばせてあげられることもきっとたくさんあります。
「寝てもいいし、寝なくてもいい(ただ、私は寝るけどね。そうするとだいたい一緒に寝てくる)」
「離乳食も、食べてもいいし、食べなくてもいい」
大人の都合で決めてしまうこともたくさんあるからこそ、その分「どっちでもいい」をたくさん用意しておく。「言うことを聞かせようとするのではなく、ベビを1人の人として尊重する」そうすることで、お互いにストレスを貯めずに過ごすことができるように思います。
言葉はまだまだ通じないけれど、こんな風に、少しでもベビの意思を尊重しながら、寄り添える関係でありたいなと思っています。