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フリーランスとして、ママとして、自分をブランドにする生き方|栢原陽子

書くこと

通り過ぎてしまった感情と向き合うきっかけを

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人には言葉にできない感情がある。嬉しい・楽しい・悲しい・寂しいといった単純な言葉では片付けられない感情と出会うことがあるけれど、その感情の名前を知らない私たちは、きっといつもそのまま通り過ぎていく。

感情はふわふわしたもの、言葉は概念として残るもの

感情はふわふわしたものであり、その時は強烈に心を動かすけれど時間が経つと薄れていき、振り返った時には良くも悪くも忘れ去られるものである。対する言葉は、概念を形成するものであり記憶として残るものである。

例えば、大好きな人と両想いになった時、大切な人が亡くなった時、感情は激しく揺さぶられるけれど、それはだんだんと薄れていって、いつのまにか何もなかった日常が訪れる。そしてその時の出来事を思い出しても、もう同じような感情になることはない。ただ、「嬉しかった」「悲しかった」という言葉の概念は記憶に残り続ける。(もちろん「嬉しかった」という言葉以上の感情だけれど)

忘れたくない感情を言葉として残すために

以前、出産後に母親に対する感情が変わったことを記事にした。
>>子どもから学んだ、当たり前に「お母さん」の存在

読んでくれた人から「私も同じような感情の変化がありました!こんな風に文章として読むと涙が出ました」と言ってもらったことがある。

それは、私の経験や言葉を通して、その人の感情に適した言葉を提供できたから、つまりもやもやしていたものを概念として形成できたからであり、その時の感情に限りなく近い感情を思い起こすことができたからだと思う。

そして概念として形成された記憶は、これからもずっとその人の中に残り続けることができるだろう。

感情と向き合うきっかけを作りたい

私は、文章を書くことによって、通り過ぎてしまった感情や、もしかすると一生出会うことがなかったかもしれない感情と向き合うきっかけを作りたい。

それは、河原に落ちている石の中をよいしょよいしょと歩き回り、ダイアの原石かもしれないものを見つけて、「ねぇねぇ、これってダイアモンドだと思うんだけどどう思う?」と問う作業のようなものである。

「えっ?そうかも!すごいじゃん!私それ、気づかなかった」「キラキラ光ってるなぁと思ってたけど、それってダイアモンドだったんだ」「見つけてくれてありがとう!」と言ってもらえたら本望だ。

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