後輩に贈る仕事哲学

オリジナルであり続ける人は自ら定義を創れる人

スタバラテin新幹線

あるヨガの先生が言っていた。

講座を受けてみんなすごく良かったと言ってくれるけれど、同じ講座を何度もリピートしてくれる人はなかなかいない。私だったらすごいと思う人かいたら何度でも聞きに行ってアシスタントをしたい、とか思うけど。

と。

この言葉を聞いて、それができる子は今のヨガ業界にはそんなに多くなくて、そんな人ばかりだったらもっとヨガ業界は楽しくなるだろうなと思った。

例えば、ヨガインストラクターの資格を取った後、多く人が「ヨガインストラクターとして活動できる枠」を探す。ヨガスタジオやホットヨガスタジオ、スポーツクラブなど、あらかじめ「ヨガインストラクター」として用意されている枠をみんな求めに走る。枠にはまるほうがラクだし、枠にはまらない方法を知らない人が多いからだろう。
 
 
でも時に枠にはまらない人がいる。自分でクラスを開催するなど別な方法でヨガの良さを伝える人がいる。「ヨガインストラクター」としてではなく、自分を別のものに定義して生きていける人。

では実際、ヨガスタジオオーナーなど雇用主が求めているのはどちらかと言えば、それは間違いなく後者だ。その理由は、求めている人材が「ヨガインストラクター」ではなく「集客できるヨガインストラクター」つまり、「求められる条件(ヨガを教えられる)以上に工夫ができるヨガインストラクター」だから。

工夫ができる人というのは用意された枠にはまるだけでは満足しきれなくて自分でオリジナルな道を見つけ出して勝手に歩いて行く。みんながみんな「ヨガインストラクター」に留まる必要はない。ヨガ業界もそういう人が増えればもっとももっと面白くなると思う。
 
 
冒頭の言葉を受けて、私が「先生が『アシスタントしてくれる子探してます!』ってFacebookで募集したらすぐにめっちゃ集まりますよ?」と言ったら

そんなのやだ!だって本当に内容を理解してくれる子じゃないとアシスタント務まらないし、私から誰かにそこまで勉強してって言ってやらせるのも違う! 自分からそうやって食いついてきてくれる子がいい。

と言われてごもっとも、と笑った。
 
 
その先生のことは私も大好きだし、ヨガの先生としてもすごくステキでその先生のことを好きだと言う人ばかり。なのに………そうやって食いついてくる人には私も会ったことがない。「みんな、もったいないと思わないの?」と問いたい。

例えば私がヨガインストラクターとしてこの先生に出会っていたら、もっとたくさんこの先生から学びたいと思うし、そのくらいの知識や自信をつけたインストラクターになりたいと思う。「アシスタント」という枠は確かに公に用意されているものではない。でも「そんな子いらない」と言われているわけでもないので、そこは今のところ空いていると思われる。そんな楽しそうな枠が空いているのに奪いに行かないなんてもったいなさ過ぎる。
 
 
定義された枠や場所は誰もが見つけることができる。それはライバルが多いと言うことでもあり、簡単に代わりがきくということでもある。もし、オリジナルな何者かになりたいと思うなら、自分が好きな仕事で生き残りたいなら、興味を持ったものにもっと食らいついたほうがいいし、用意された枠や言葉で表せる関係が全てだと思わないほうがいい。それらは全て、誰かが自分たちの都合の良いように常識を作ったものだから。

ちなみにその先生は産婦人科医でありながら、ヨガの先生でありながらスポーツドクターもされている。用意されていない職種を自分で定義した、日本において唯一無二の存在。
 
 

面白いと思う仕事は最初から用意されているわけではない

的なことをサプリ(漫画)の藤井ミナミが言っていた。(うろ覚えでごめんなさい)
 
 
予め用意された枠にはまることなく自分で定義を創っていける人だけが、本当に面白い仕事ができるし、オリジナルとして生き残ることができるんだと私は思う。
  
 
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