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フリーランスとして、ママとして、自分をブランドにする生き方|栢原陽子

ちょっと成長

「大切にされたい」は端から見ればだいたい叶っている

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私は何のためにここにいるんだろう。
誰のために何をしているんだろ。
私の価値ってなんだろう。

という1人では答えの出ない問答を週末続けていたけれど、導き出された答えはなんとも滑稽なものだった。
 
 
金曜日、夕方に突然仕事をふられた。そんなことは日常茶飯事でなんてことないんだけど、その依頼の仕方とその後の態度が酷すぎて「それはないわ!あいつ、絶対私のことパシリだと思ってる!!!まじでないわ!!」とキレた。(「あいつ」とか言ってしまう段階でやさぐれ感が出ている)

土曜日にサクッとやって実際かかったのは1時間ほどで、もちろんこんなのイライラするほどの時間じゃない。スタッフの子が「お休みなのにごめんなさい!」と「あと10分でやらなきゃ困るような仕事」を土曜日の夜の20時、家でTV見ながらごはん食べてお酒も入ってのんびりしているような時間に「対応して」と言ってくることに比べたら、好きな時に1時間で終わるような仕事は全然可愛いもので、通常の私なら「もー」と笑いながら済ませられる出来事だった。

でもそのわだかまりが私の中に残ってしまったのは「私の価値」をぞんざいに扱われた気がしたから。「あなたにとってはパシリなんですか?」と思わずにはいられなかった。(その後「やっぱりあの仕事の振り方はないと思う!!!」と本人にぶつけて「悪かったです( ̄Д ̄)」と若干謝罪にしては生意気な謝罪をもらって良しとした。)
 
 
人は誰からでも大切に扱ってもらいたい生き物だし、「好きだ」と言ってもらいたい生き物だし、「すごいね」と褒めてもらいたい生き物だ。

それを直接言ってくれる人ばかりじゃないし、それを見える形で表現してもらえることばかりじゃない。
  
 
でも1つ忘れてはいけないことがある。いくら表現したくても、それができない、許されない事情もある。むしろそっちのほうが多い気がする。なぜなら私の周りはそんなことだらけだから。

「私の価値って何?」と誰かが悩んでる時に、その人のために周りが「どうやったらわかってもらえるかな?」と一生懸命考え、「すごく大切に想ってるのになぜ伝わらないんだろう」と涙する姿も見てきた。というより実際私もそれでよく泣いた。
 
 
実際、どれだけ必死に伝えたって伝わらないことの方が多くて、「もういっそ、想いの量がバロメーターで示せたらいいのに」と思う時もある。(そんなことできたら世の中は大変なことになるけれど)
 
 
ただ、うまくいかない時に共通して言えるのは、伝える側だけじゃなく、受け取る側も受け取り方がすごく下手だ。「大切にされたい」と願っている人は、端から見ればすごく大切にされているし、気づかないのは案外本人だけだったりする。
 
 
今回私に仕事を無茶振りしてきた相手に関して言うなら、周りから見ると「kayaちゃんに絶大な信頼を置いているから『やっといて』の一言で仕事を投げれたんだよ」と誰もが口を揃えて言った。もちろんその認識がゼロだったわけではない。でもそれは本人から聞きたい言葉なのであって、本来の私ならわかっているはずの話だけれど、あまりにイラッとしたので無意識のうちに気づかないふりをした。それで勝手に「大切にされていない」と思い込んだ。

つまり私がうんぬんと怒って悩んでいたことは、周りから見れば信頼の上に成り立つ痴話喧嘩だった、というただの滑稽な話にしか過ぎず、私が大切な存在として位置していることは明白だったらしい。
 
 
「この人に大切にされたい」「認めてほしい」「私の価値をわかって欲しい」そう想う相手はだいたい近い人だ。そもそも見ず知らずの他人に自分の価値をわかって欲しいだなんて思わないから。あなたがそう思ってしまうほど近い人ならば、だいたい相手もあなたを大切に想っている。そのくらいの距離まで縮まったというのが、その何よりの証拠だ。
 
 
「じゃ、片思いの恋はどうなるの?」と聞こえてきそうだが、もし一瞬でも「相手は自分のことを結構買ってくれてるのかも?」と思ったことがあるなら、それを信じたほうがいい。
 
 
えっ? だってそっちのほうが幸せだから。 
 
 

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