後輩に贈る仕事哲学

周囲のレベルが自分のレベル

「時間がないから」「今日お休みなので」「ちょっと無理そうです」
と言って、みんな連絡してくる。まるでそう言えば私が全部なんでも代わりにやってくれると思っているかのように。

確かに私は誰に頼まれてもほとんどの仕事を断らない。上の人からのお願いも、下の子が「できない」と言ったことも断らない。単純に「できない」と言うのがイヤで断らないのもあるけれど、もう1つ大きいのは「ユーザーの立場にとって考えた時に、やったほうが良い」と思うと、「時間がない」だとか「今日自分が休みだから」といった理由で「やらない」という選択肢を選ぶことができない性分だから。
 
 
ただ、今日はイライラっとすることが続いた。

ユーザーからクレームが来た件で、担当の子が「今日はお休みなのでできません」と言うので私が対応せざるを得なくなった。対応しないことは会社の質を下げることになるし、ユーザーにとってわかりにくくて不親切だと思ったので放っておけなかった。そこで少しイラっとしていたところに次のイラっがやってきた。

明日の朝9:00に発行するメルマガが19:00くらいに送られてきて、足りていない作業があったので依頼をしたところ「もう出ちゃったので無理です。やってください。」と連絡がきた。さすがにイラっとした。

何日も前から何度かリマインドしていたのに、夜19:00に送ってきて明日の朝9:00までに「私無理なのでやってください」は無くないか? と思った。けれど、とりあえずやった。「責任感とかないの?自分の仕事だと思ってないの?」と聞きたかったけど、とりあえずやった。

2人とも自分都合で「できない」と言うが、ちなみに私も今日は休みだ。「私だってできない」と言いたいのを飲み込んだ。
 
 
それから4時間ほど経った今、「確認が不足した私が悪い。もっと早くに出すように言ってなかった私が悪い。」と、自分の責任に切り替えるように奮闘しているが、残念ながらまだ70%ほど納得できないでいる。
 
自分にとって辛い出来事やイヤな出来事が起きた時、相手のせいにするのはラクだ。でも相手のせいにした時点で、その人は終わる。
  
 
そう思ったのは先日、ある女性の面接をしていた時のこと。「私は仕事が好きで、リーダーとしてもっとがんばりたかったんですけど、周りがやる気がある子がいなくて、その温度差が辛くて、転職を考えているんです」と何度も言っていた。その女性を見ていて、数ヶ月前の私も同じことで悩んでいたなと思った。

私も仕事は好きなほうで、周りとの仕事に対する意識の差を感じることがある。そういう時には必ず昔言われた言葉を思い出すようにしている。

俺は、全部自分のせいだと思うようにしてる。周りのせいにしたらそこで成長が止まるから

「周りをやる気にさせることができないのは上に立つ者の力がそこまでだと証明しているということでしかない。しかもそれを周囲や相手のせいにしている限り、残念だけど成長できない。」その女性を見ながらそう思った。「一緒に働いても何かあると周りのせいにするんだろうな」と思うと一緒に働けれないと思い、お断りさせてもらった。
 
私も数ヶ月前に周りとの温度差で悩んでいたけれど、今でも納得いかないことは多々有るけれど、それでも今は周りのせいだとは思わない(正確には思わないように頑張っている)。周りがレベルが低いとしたら、それは私のレベルが低いということ。リーダーとして私がもっと力をつけて正しく的確な指示やフォローができれば、みんなはもっと能力を出して働ける、と、そう思う。
 
 
私はまだまだ自分の身に起こるイライラっとすることを全て自分の責任だと思えるほど人間できてない。イライラする時もたくさんある。それでも、私はもっともっと上を見たいし、やりたいこともたくさんある。そのためには、自分のレベルを上げるしかない。自分のレベルが上がれば、自然と周りにいる人のレベルも変わるし、もっともっと面白い仕事ができるようになると信じている。