「書くこと」を考えるエッセイ

“想い”は選ばれた言葉によってカタチになる

「好き」という気持ちを一生懸命伝えたくて、何度「好き」と伝えても、どれだけ大きな声で「好き」と伝えても、どれくらい相手のことを好きなのかを伝えることはできなくて、「買って欲しい」と思う商品やサービスを「これ、絶対イイと思うから買って」と言ったところでよっぽどの信頼関係のある人でないと買ってはくれない。

同じ言葉でも受け手によって捉え方も重さも異なるから、発信者がどれだけの想いを込めても正確にそれが伝わることは少ない。

だからこそ、伝えたい事がどうすれば伝わるのか、を真剣に考えて選んで、考えるのではなく感じてもらえるものを届けたいと思う。私の武器は、ほんの少し人より自分の感性に敏感なことと、適した言葉を探し組み立てる論理的思考だ。

自分がその場にいて感じたことを、一番伝わりやすい言葉を選んで世の中に提案してみる、それが私のライターやレポーターとしての仕事。
 
先日、TrueNatureというヨガイベントにレポーター兼お手伝いとして参加させてもらった。事前にヨガジェネレーションでイベント紹介の記事を主催者のインタビューと共に書いたのだけれど、その記事を読んでくれた別の主催者に聞かれた。

>>2016年は要チケット購入! True Nature TOKYO 販売START!

「あの記事ってkayaが書いたん?」

何か間違っていたのかなと心配しながら「そうだけど…何かあった?」と返すと、突然拍手をくれた。

「イイ文章書くな!! 俺らTrue Natureのスタッフは言葉で表現するのが本当に下手だから、すごいと思った!!」と絶賛してくれて、普段褒められ慣れていない私は恥ずかしくて、多分実際赤くなっていただろうと思うほど顔が熱くなった。
 
そう言ってくれた彼はヨガの先生でありDJで、人前で言葉を発する仕事をしていて、実際生徒さんもたくさんいるし、イベントでは音楽の力を使って空間や雰囲気を創りだす仕事をしている。

私の「書く」仕事は、熟考した後にベストな表現を生み出す仕事なので、何度も消して書いてを繰り返した上で世の中に出す。即席で言葉を選ぶことはできないし、話すのは書くのに比べて苦手。だからこそ、技術的にではなく、即興で空間を創りだす表現はすごいと思う。

そんな相手に褒められて感謝されるのはくすぐったかったけれど、この記事は主催者の想いを聞いた上で書いたものだったので、誰かの想いを届けたくて、代弁して言葉にしたものを褒められるのは嬉しくて、「こんな風に言ってもらえるなら、また力になりたい」そう思った。
 
以上の出来事を踏まえて、イベントレポート、書かせていただきました。2日間、裏方であるみんなと一緒にいたからこそ、見えたこと、このイベントが伝えたかったこと、そしてその場にいた私が感じた世界を言葉にしました。

もちろんこのイベントを通して伝わったこと、感じたことは1人ひとり異なるとは想いますが、1人でも多くの人がヨガに、True Natureに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。 ※本気出して書いたのは2日目のほうなので、読んでいただけるならぜひ2話目まで読んで頂けると嬉しいです。

>>【レポート】待ちに待った夏の大ヨガイベント True Nature TOKYO 2016-1日目-

>>【レポート】台風だったからこそ観れた世界 True Nature TOKYO 2016-2日目-